お正月の風物詩となっている凧揚げ。凧の形やデザインはさまざまですが、ほぼ全ての凧にはヒラヒラとした「しっぽ」がついています。

この凧にしっぽがついている理由は「凧を安定させるため」です。より具体的に言うと、しっぽにはこのような役割があります。

  1. 凧の重心を下げて安定させる
  2. しっぽが風に吹かれてひっぱられることで安定させる

しっぽ付いていない凧は、安定して飛ばすことができません。上空でふらいついてしまったり、時にはくるくると回ってしまう可能性があるのです。

この記事では凧のしっぽの重要な役割り、そしてよく飛ばす凧を手作りする際のポイントについて解説していきます。子供と一緒に凧を作ろうと思っている方は必見です。

凧揚げの凧にしっぽがついている理由は「凧を安定させるため」

凧は、風を真正面から受けて、風に押し出されるように空を飛びます。ただし、空ではあらゆる角度から、いろいろな風が吹いてきます。

一度空に上げた凧を飛ばし続けるために重要なポイントが「凧の安定性」です。安定しない凧は、上空でくるくると回転したり、ふらつきます。また場合によっては、凧が落ちてきてしまうことも考えられます。

そこで重要になってくるのが、凧の「しっぽ」です。一見飾りのように見えるしっぽですが、2つの重要な役割を担っています。

凧の重心を下げて安定させる

しっぽの役割の一つ目は、凧の重心を下げることです。重心という言葉にピンとこない場合は、凧の重さ(下に働く力)が加わるポイントと理解しましょう。

この重心を下げることで、凧は上空でも安定して飛び続けることができます。

わかりやすい例としてやじろべえをイメージします。

両端に重りがついていないやじろべえは安定せず、その場で立ち続けるできません。一方で、両端に重りをつけ、少し腕を曲げたやじろべえは、比較的安定して立ち続けることができます。

これはつまり、やじろべえ全体の重心が下に下がり、やじろべえが安定した状態と言えます。

凧も同じように「しっぽ」をつけることで、凧全体の重心が下に下がります。これにより、凧は上空で安定して飛べるようになるのです。

しっぽが風に吹かれてひっぱられることで安定する

しっぽには、凧の重心を下げる役割があることを解説しましたが、ただ単に重りをつければ良いというわけではありません。

上空で凧を飛ばした際に「しっぽが風になびくこと」が重要です。これにより、凧の表面にはしっぽから引っ張られるような力が働きます。

この引っ張られる力があることで、上空で凧がくるくると回ってしまうことを防ぎ、同じ方向に飛ばし続けることができるのです。

しっぽを風になびかせるためには、軽い材料・素材が適しています。例えば新聞紙といった、ヒラヒラと風になびき、かつ軽いものが適任です。

よく飛ばす凧を手作る際のポイント

ここまでは、凧についているしっぽの重要性について解説してきましたが、ここからは凧を手作りする際のポイントについてもご紹介していきます。

凧を手作りする際に工夫するポイントは主に3つあります。

  1. しっぽの長さ
  2. しっぽの付け方
  3. 凧糸のバランス

しっぽの役割は先に解説した通りですが、凧の大きさに対してあまりに長いしっぽをつけてしまうと、重心の位置が下がり過ぎてしまったり、風に吹かれた長いしっぽによって、凧を安定させることが難しくなります。

さらには、凧につける凧糸も、短過ぎてしまうと、凧やしっぽが風になびかず、結果うまく飛ばないということになりますし、逆に長過ぎても凧のコントロールが難しくなります。

凧の大きさ、そして凧糸やしっぽの最適な長さを見極めるのは、非常に難しい作業になりますが、何度か飛ばしながら、そして時には失敗もしながら、調整していきましょう。

まとめ

今回は凧揚げの凧についている「しっぽ」の重要な役割について解説しました。

いろいろな材料でしっぽを作り、どの凧が一番飛ばしやすいか、試してみるのも楽しそうですよね。

最後にもう一度、しっぽの役割についてまとめておきます。

  1. 凧の重心を下げて安定させる
  2. しっぽが風に吹かれてひっぱられることで安定させる